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三重県

花

お伊勢まいりと海の幸が支える三重の人と風物詩


日本の中央に位置し、まるで羽を広げた鷹の姿のような地形をしている三重県。内陸部には山脈が連なり、その麓には広大な平野が広がる。東部は約1000kmに渡って海と接しており、沿岸の町では古くから漁業が盛んで、海運も発達していた。

律令時代の三重県は、伊勢国、伊賀国、志摩国、紀伊国に分かれており、この4国を母体として、紀州藩や他藩、神宮、東大寺などの飛び地が県内各地にあったという政治的背景や、隣接する1府5県から伊勢神宮に向かって伸びる街道が早くから通り、参拝客が行き交っていたという宗教的背景も加わり、気候や地理、経済によって異なる食文化が形成され、北勢、中南勢、伊勢志摩、伊賀、東紀州の5つの食文化圏が生まれた。

このような複雑な歴史的背景と豊かな自然の恵みが合わさってできた、多様かつ多彩な食文化をもつ三重県は、「美し国(うましくに)」と呼ばれている。

伊勢湾からの恵みはコウナゴやアナゴ、コノシロ、またシャコやガザミ、海苔養殖に至るまで多彩であるだけでなく、木曽三川の河口ではハマグリをはじめ各種の貝類や多くの川からの幸にも恵まれた地域であり、河川・汽水域で育つうなぎの養殖に古くから取り組んだことからも、中南勢食文化圏と共に、多くの食文化を育んでいる。

日の丸

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