干し筍(ほしたけのこ)
熊本県干し筍(ほしたけのこ)
分類(大)
農産
分類(小)
その他農産加工品
主な使用食材
たけのこ
※ダウンロード可能な画像を使用する場合は「リンクについて・著作権」をご一読の上、
出典を農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」と明記し、ご利用ください。
なお、画像提供元の記載がある場合は画像提供元も併せてご記載ください。
画像提供元の記載例
【画像提供元の記載がない場合の記載例】
出典:農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」
【画像提供元の記載がある場合の記載例】
出典:農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」
画像提供元:〇〇〇
画像提供元:熊本県
この画像はダウンロードできません
画像提供元:熊本県
この画像はダウンロードできません
画像提供元:熊本県
この画像はダウンロードできません
主な伝承地域
御船町、山鹿市
食品概要(特徴・種類)
干し筍は春が旬のたけのこを、ゆでて干した保存食である。コリコリとした独特の歯ごたえがあり、通常のたけのことは違う濃縮したうま味がある。水で戻して調理し、煮物、炊き込みご飯、きんぴらなどにして食されることが多い。
歴史・文化、関連行事
熊本県はたけのこの生産量が全国3位(平成30年「特用林産物生産統計調査」農林水産省)と、全国でも有数のたけのこ産地である。その中でも山鹿市は昭和初期からたけのこの生産が盛んになり、現在では県内で一番の生産量を誇っている「熊本県林業統計要覧 令和2年度版」熊本県農林水産部)。鹿北町は土壌に赤土が多く、また、雨量が多いため、ミネラル分の多いたけのこが育つ。
その旬の短いたけのこを、一年中食べられる保存食にしたのが干し筍である。
たけのこには食物繊維やチロシン、カリウムなどが多く含まれており、干しても栄養素が失われない。
製造方法
生のたけのこの皮をむいて、たてに切ってからゆでて干す。
保護・継承の取り組み
道の駅や物産店、インターネットでも購入することができる。
たけのこの旬の時期には山鹿市で「たけんこ街道」というイベントが行われ、たけのこの販売が行われたり、たけのこ料理が振る舞われる。
主な食べ方
食べる時は水で戻し、やわらかくなるまでゆでてから調理する。煮物、炊き込みご飯、きんぴらなどがよくつくられるが、近年は九州以外で食されることも増え、カレーやスープ、パスタ、鍋物など幅広いメニューに使われるようになった。
定番のきんぴらは、戻してやわらかくゆでた干し筍と、にんじん、ごぼうなどの野菜を細く切って油で炒め、醤油、砂糖、みりん、唐辛子などで味をつける。
アレンジレシピ:干し筍のキンピラ(10人分)
材料
干し筍
200g
干し人参
100g
サラダ油
大さじ1
A 砂糖:大さじ2、みりん:少々、濃口しょう油:大さじ3、薄口しょう油:大さじ1
唐辛子(粉)
少々
作り方
干し筍を水からゆで、沸騰したら5~10分で火を止め、そのまま冷めるまでおく。(ふたをしておく)
冷めたら、5mmぐらいの幅に切る。
干し人参は、ぬるま湯で2~3回洗ってしぼる。
鍋にサラダ油を熱し、2・3を入れて炒める。Aを入れて調味する。
最後に唐辛子(粉)を入れ、汁がなくなるまで炒める。
提供元:くまもとのふるさとの食レシピ集【上巻】