きみごろも
奈良県きみごろも
分類(大)
その他
分類(小)
菓子類
主な使用食材
卵、砂糖、はちみつ、寒天
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出典:農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」
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画像提供元:〇〇〇
主な伝承地域
宇陀市
食品概要(特徴・種類)
きみごろもは、宇陀市にある菓子店「松月堂」でつくられている、卵の白身をしっかりと泡立てたメレンゲに砂糖やはちみつを入れて寒天で固め、黄身の衣で包んで焼いた菓子である。
色は卵の黄身の色である鮮やかな黄色で、やわらかく、口に運ぶとすっと溶ける食感とシンプルな甘さが特徴。季節を問わず食すことができる。日持ちは季節によって異なるが2~3日と短い。
歴史・文化、関連行事
きみごろもは、明治時代に松月堂初代堀井松太郎が大宇陀の地に店舗を構え、初めてつくった和菓子である。雪のように繊細に泡立てた卵白が、黄身の衣に包まれた「きみごろも」は個性的な菓子として、宇陀の名物となった。
一部機械が導入されるようになったが、「手だて」の技によるきめ細やかな卵白の泡立て技術等、現在にいたるまで一子相伝で製法が受け継がれている。
製造方法
卵の白身をしっかりと泡立ててメレンゲにしたものに砂糖とはちみつを入れて寒天で固める。それを黄身にくぐらせて衣にして焼く。泡立てが繊細な食感のポイントであり、大部分を創業時と変わらぬ手作業で、時間をかけて行っている。
保護・継承の取り組み
創業より松月堂のみでつくられ、現在も創業時と同様の製法で受け継がれている。
主な食べ方
そのまま菓子として一年中食される。贈答品としても利用される。