京七味(きょうしちみ)
京都府京七味(きょうしちみ)
分類(大)
農産
分類(小)
醤油、味噌、その他調味料
主な使用食材
唐辛子、山椒、麻の実、白胡麻、黒胡麻、青のり、青紫蘇
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主な伝承地域
京都市
食品概要(特徴・種類)
京七味は京都で製造される七味唐辛子である。唐辛子、山椒、青のり、ごまなどが混ぜ合わされており、京都、東京、信州のものが特に有名だ。産地により原料が変わる。京七味は辛みが控えめで香り豊かであり、京料理の繊細な味を引き立てる風味が特徴。唐辛子のみで作る一味唐辛子も存在し、両者は多くの料理に使用される。
歴史・文化、関連行事
七味唐辛子は江戸時代、寺院で参拝者や滝行者の体を温める目的で提供された「からし湯」が起源とされる。その後、山椒やごまなどが加わり、多様な七味唐辛子が生まれた。京都には清水寺や八坂神社前などの大きな寺社の門前に老舗の七味屋がある。京都では多様な種類の唐辛子が栽培されており、その中から辛いものが七味や一味唐辛子に使用される。
製造方法
乾燥させて粉状にした唐辛子、山椒、青のり、ごまを主材料とし、麻の実、青紫蘇、陳皮、柚子の皮、しょうがなどを加えて混ぜ合わせる。配合は店により異なり、地域差もある。好みに合わせ、その場で混ぜ合わせることもある。
保護・継承の取り組み
京七味を用いた鍋の素、茶漬け、カレーなど新たな料理が開発されている。オリジナルの配合の七味を作成できる店も存在する。
主な食べ方
様々な料理に薬味として使用される。特に鍋料理、うどん、焼き鳥などには欠かせない。
アレンジレシピ:ピーマンの七味和え
材料
京七味
小さじ1
ピーマン
3個
しょうゆ
適量
作り方
ピーマンは縦半分に切り、横に幅3mmの細切りにし、耐熱容器に入れてラップをかけ、電子レンジで加熱する(600w1分~)。
京七味を加えて和え、器に盛りお好みでしょうゆをかけていただく。