みむろ最中(みむろもなか)
奈良県みむろ最中(みむろもなか)
分類(大)
その他
分類(小)
菓子類
主な使用食材
大和大納言小豆、砂糖、もち米
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主な伝承地域
桜井市
食品概要(特徴・種類)
みむろ最中(商品名「名物みむろ(最中)」)は、あんの材料は奈良県産の大和大納言小豆を使用。あんは、別々の釜でこしあんと粒あんを炊き上げてから後で混ぜあわせる鹿(か)の子あんで、こしあんと粒あん両方の味わいを楽しめる。もち米でつくられた皮のパリッとした食感と、香りも特徴の一つである。
歴史・文化、関連行事
みむろ最中の製造者、白玉屋榮壽は弘化元年(1844年)に創業。「みむろ最中」の名前の由来は、店舗が大神神社のすぐ近くにあり、大神神社の御神体である三諸山(みむろやま)にちなんでいる。みむろ最中は、宿場町として栄えた桜井市三輪の地で評判を呼び名産品となった。
戦前まではみむろ最中だけでなくさまざまな和菓子を販売していたが、太平洋戦争時下に砂糖の入手が困難になり生産を中止。戦後、人気のあった「みむろ最中」のみ復活し、現在にいたる。
製造方法
奈良県産の大納言小豆を原料に、こしあんの中に少量の小豆の粒が混じる「鹿の子あん」をつくり、もち米でつくった最中の皮に入れる。創業以来、一子相伝で製法が受け継がれている。
保護・継承の取り組み
近年、奈良県での小豆の収穫量が減少傾向にある。みむろ最中の製造者である白玉屋榮壽では、原料となる奈良県産小豆の確保が難しくなってきたとして、「小豆買います」という広告を出し県内産小豆を買い取った。また、その後は、自社買い取り を前提に小豆を作付けする生産者の募集も行い、収穫量の減少に歯止めをかけようとしている。
主な食べ方
そのまま菓子として一年中食される。贈答品としても利用される。