にんにく塩漬(にんにくしおづけ)
発酵食品
鹿児島県にんにく塩漬(にんにくしおづけ)
分類(大)
農産
分類(小)
漬物
主な使用食材
にんにく、塩
※ダウンロード可能な画像を使用する場合は「リンクについて・著作権」をご一読の上、
出典を農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」と明記し、ご利用ください。
なお、画像提供元の記載がある場合は画像提供元も併せてご記載ください。
画像提供元の記載例
【画像提供元の記載がない場合の記載例】
出典:農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」
【画像提供元の記載がある場合の記載例】
出典:農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」
画像提供元:〇〇〇
主な伝承地域
奄美群島
食品概要(特徴・種類)
にんにくの塊を塩漬けにしたものである。奄美大島では「フルンガブの塩漬け」とも呼ばれる。塩漬けにした後、黒糖漬けや酢漬け、きび酢に漬ける品もある。
奄美群島のスタミナ源として、古くから日常的に食されている一品である。
歴史・文化、関連行事
にんにくがいつから作られていたかは定かではないが、古くから奄美群島に植えられていたと伝わる。この地域ではにんにくを「フル」と呼び、塊のことを「ガブ」ということから、フルンガブの塩漬けの呼称で親しまれてきた。
一説には、1609年頃に琉球王朝より伝わったとされる。
生産地は奄美大島の南に所在する瀬戸内町が中心であるが、加計呂麻島、与論島周辺でも生産者が多く、塩漬けの製造も盛んに行われている。
各家庭の日常的な漬物で、スタミナ源として食している。
製造方法
にんにくの塊の皮を剥き、塩をまぶして一晩重石をのせて塩漬けにする。その後、水気を取り、黒糖やきび酢に漬ける。
保護・継承の取り組み
家庭での伝統的な製法が製品化され、お店や通販で販売されている。
主な食べ方
日常的に漬物として食されているほか、スタミナをつけるためや疲れているときの食材として料理に取り入れられる。