生姜の味噌漬け(しょうがのみそづけ)
発酵食品
熊本県生姜の味噌漬け(しょうがのみそづけ)
分類(大)
農産
分類(小)
漬物
主な使用食材
しょうが、味噌
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出典:農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」
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主な伝承地域
宇城地域(主に小川町)、八代地域(主に東陽町)
食品概要(特徴・種類)
生姜の味噌漬けは、9~10月頃の旬の新しょうがを味噌漬けにした保存食である。新しょうがは筋が少なく柔らかいのが特徴。
歴史・文化、関連行事
熊本県はしょうがの生産が盛んで、その生産量は全国2位を誇る(令和3年「作物統計」農林水産省)。八代地域でのしょうが栽培は大正末期より始まり、昭和45年、米の生産過剰に伴う生産調整のための転作により、しょうがの栽培が拡大した。特に東陽町(合併により現在八代市)では渓谷状の棚田でしょうがを栽培しており、江戸時代に石工と住民が協力し、石を積み上げてつくったとされる棚田が残る美生(びしょう)地区は、「日本の棚田百選」(農林水産省認定)にも選ばれている。
この地域でつくられるしょうがの中でも「八代生姜」は、凹凸や傷みが少ない色つやの良い外観と、みずみずしく辛みの少ない味が特徴で、国の地理的表示(GI)保護制度にも登録されている。
製造方法
しょうがをよく洗って皮をこそげ落とし、塩漬けにする。その後陰干ししたものを味噌と砂糖に漬ける。1年程漬ければ出来上がり。ただ、家庭により塩漬けではなくゆでたり、または昆布を入れたりとつくり方はさまざまで、各家庭の味がある。
保護・継承の取り組み
道の駅や物産店、インターネットなどで購入することができる。八代市東陽町では毎年10月第4日曜日にしょうが祭りが開催され、しょうがの品評会や販売などが行われ、毎年県内外から人が集まる。
主な食べ方
食べる時は味噌を落とし、薄く切って食べる。お茶請けや、ご飯と一緒に食す。