わかさいも
北海道わかさいも
分類(大)
その他
分類(小)
菓子類
主な使用食材
砂糖、大福豆、手亡豆、小麦粉、醤油、鶏卵、昆布、食塩
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主な伝承地域
虻田郡洞爺湖町
食品概要(特徴・種類)
わかさいもは虻田郡洞爺湖町に本店のある、わかさいも本舗にてつくられている、焼きいもを模したお菓子である。商品名に「いも」とついているが原材料に芋は使用しておらず、さつまいも栽培に適さない北海道で焼きいもをつくりたいという創業者の思いが込められている。ほくほくとした食感を出すために、白あんには洞爺湖名産の大福豆(おおふくまめ)を使用しており、白あんの中に細い糸状にした昆布を加えることでさつまいもの繊維を表現している。わかさいもの表面は卵と醤油を合わせた卵醤油を塗って焼くことで、焼きいものこんがりと焼けた色を再現しているという。洞爺湖温泉の名物として道民だけでなく、観光客にも長年親しまれている。
歴史・文化、関連行事
昭和5(1930)年に北海道の黒松内駅で、わかさいも本舗の創業者である若狭函寿(わかさ はこす)が芋を使用しない焼きいもを考案し、販売していた。同年に洞爺湖温泉へ移転し、わかさいも本舗を開業したことに伴い、焼きいもをわかさいもへと名称変更し、製造・販売を始めた。昭和18(1943)年には太平洋戦争の影響で原材料が不足したことにより7年間やむを得ず製造が中止となったが、昭和25(1950)年に生産が再開され、現在に至っている。
製造方法
小麦粉などを原料に生地がつくられ、大福豆と手亡豆(てぼうまめ)でつくった白あんに細い糸状にした昆布を加えたものを生地でつつむ。鶏卵と醤油を混ぜた卵醤油を表面に塗り、香ばしく焼けたたら完成。なお、使用される大福豆は毎年秋に収穫されたものを使用している。
保護・継承の取り組み
創業時より変わらぬ味でわかさいも本舗にて製造・販売されている。また、わかさいも本舗は北海道内に販売店を複数展開しその味を伝えている。
主な食べ方
おやつとしてそのまま食べられている。北海道の土産物の定番として、北海道内の駅や空港、土産物店、物産展などで販売されている。また、わかさいもをてんぷらにしたスイーツ「いもてん」も販売されている。
アレンジレシピ:わかさいものバニラアイス添え
材料
わかさいも
2個
バニラアイス
200ml
ミントの葉
適量
作り方
器にわかさいもをのせ、バニラアイスを添えて、ミントを飾る。