山親爺(やまおやじ)
北海道山親爺(やまおやじ)
分類(大)
その他
分類(小)
菓子類
主な使用食材
小麦粉、バター、牛乳
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出典:農林水産省「にっぽん伝統食図鑑」
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主な伝承地域
道内全域
食品概要(特徴・種類)
老舗和菓子店「千秋庵」が製造している和洋折衷の甘いせんべい。原料はバター、牛乳、卵、小麦粉など。水を一切使用していないため、バターや卵の風味が豊かで、くちどけが良い。山親爺とは「ヒグマ」の愛称として、古くから北海道で使われてきた言葉。そのため山親爺の表面には、ヒグマがスキー板を履いてさけを背負った姿が型押しされている。このデザインは千秋庵の創業者・岡部式二が考案した。さらに、山親爺が入った箱や缶にもヒグマが描かれているほか、山親爺の形は雪の結晶の模様が使われているなど、細部にいたるまで北海道を表現した郷土銘菓として、今もなお多くの人から愛されている。
歴史・文化、関連行事
製造・販売が始まったのは、昭和5年頃と言われている。販売当時、バターなどの原料は高価であり、山親爺を大量に製造することができなかった。その後、昭和30年頃からバターが多く普及するようになった。それに加え、札幌観光協会が修学旅行用の案内書として発行した「美しい札幌」という案内書に、山親爺が札幌の銘菓として紹介されるなど、次第に広まっていった。
製造方法
小麦粉、卵、牛乳、バター、砂糖などが原料。材料としてはクッキーに近いが、形状はせんべいのようなことから「洋風せんべい」と言われている。
保護・継承の取り組み
1960年頃からテレビで「千秋庵の山親爺」のCMが放映開始された。このCMは、北海道民にとって馴染みの深いCMになっていったようである。現在も、千秋庵の公式YouTubeチャンネルから閲覧することができる。
主な食べ方
そのまま食べるのが一般的で、日本茶との組み合わせがよい。